紅茶キノコ 家庭栽培に潜む危険

 

最近では海外でも人気が出ている紅茶キノコですが、その実、効果・効能はどのようなものがあるのでしょう?また、方々で言われている危険性とはどのようなものなのでしょうか?

 

紅茶キノコとは?

そもそも、紅茶キノコとは、砂糖入りの紅茶の中に「酢酸菌」と「酵母菌」をいれ、発酵させた飲料の事です。発酵の過程でできたゼリー状の物体が、キノコに似ているので「紅茶キノコ」と名前がつきました。そして、この酢酸菌、酵母菌が発酵する事で体にとって良い様々な成分が生まれるので、健康飲料として世界中に広まりました。

 

紅茶キノコの効能
健康法として広まった紅茶キノコ、効果としては「血液の浄化作用、胃腸関係の病気予防、がん予防」と健康関係から、「老化防止、デトックス」など美容関係まで幅広く効果があるとされています。
理由として紅茶キノコに含まれるポリフェノールなどの抗酸化作用が老化(体の酸化)を予防し、乳酸菌など善玉菌が消化器系に作用するからだと言われています。

 

紅茶キノコの危険性とは?

色々な効果が期待できる紅茶キノコですが、家庭での栽培には様々な危険因子が潜んでいます。
その主に、危険な微生物の混入が挙げられます。
紅茶キノコの「紅茶」には砂糖やカフェインなどが入っていて、これを酵母菌や酢酸菌が分解してくれる事で、酵素など体にとって良い働きをしてくれる栄養素が生まれるのです。
通常ならこれらの菌が順調に育ち、酢酸菌の抗菌作用で他の菌の増殖を抑制してくれます。

 

しかし、衛生管理がなっていないと、カビや雑菌など人体に有害な菌が、酵母菌、酢酸菌に打ち勝ち増殖してしまう可能性が出てしまいます。これを飲んでしまうと体に悪影響を及ぼしてしまいます。
ちなみに、前者を発酵、後者の人体に有害な菌の増殖を腐食と言います。

 

ほかにも、重金属の混入や、高アルコールなどで健康被害が報告されていますが、ほとんどの健康被害はこの雑菌などでの腐食になります。

 

安全な栽培方法は?

紅茶キノコを家庭で栽培する場合は、雑菌や、カビの増殖を防ぐ為のきちんとした衛生管理が重要です。

 

紅茶キノコは、
紅茶を沸かす、砂糖と酵母を加える、冷暗所で発酵させる。
という順序で作っていきます。
この時に雑菌の増殖を予防していかなければなりません。

 

1 容器の洗浄
紅茶キノコをいれるガラス瓶(プラスチック製品は溶けてしまう)は事前によく洗い、煮沸消毒などをして雑菌の混入を防ぐ。

 

2 虫などからの菌の混入を防ぐため、蓋をする
発酵時の場合、酵母菌には空気中の酸素が必要な為、キッチンペーパー等通気性のあるものを輪ゴムで縛り蓋をする。

 

3 発酵後は冷蔵庫へ
ほどよく発酵した後は、これ以上の菌の増殖を防ぐ為、密閉して冷蔵庫で保存する。

 

また、酢酸菌の抗菌作用を阻害しない為に

 

1紅茶を冷ましてから菌をいれる
 熱で酢酸菌を減らしてしまわないよう、沸かしたあと十分冷ましてから、酢酸菌をいれる。

 

2 砂糖をいれる
酢酸菌の栄養である砂糖は適量である、「水に対して10%弱」をきちんといれる。

 

と危険を回避して紅茶キノコを作るには、「雑菌」と「酢酸菌、酵母菌」両方に気を配る必要があります。